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佐藤 聡; 真木 紘一*; 関 泰; 高津 英幸; 黒田 敏公*; S.Zimin*
JAERI-M 92-093, 53 Pages, 1992/07
トカマク型核融合炉のインボート部の超電導コイルに対する遮蔽特性評価における、均質モデルを用いた場合と非均質モデルを用いた場合との遮蔽特性の相異、すなわち非均質効果を検討した。遮蔽体領域の厚さを一定とし、遮蔽体領域を構成するステンレス鋼と冷却水層の各々の厚さを変えた場合、各層の厚さが増加するに従い非均質効果は増加する。遮蔽体領域内部の各層の厚さを一定とし、遮蔽体領域全体の厚さを変えた場合、厚さが増加するに従い、非均質効果は増加し、また飽和する傾向を示す。遮蔽体領域、及び遮蔽体領域内部の各層の厚さを一定とし、ブランケット領域の厚さを変えた場合や補助遮蔽体であるボロンカーバイド及び鉛遮蔽体層を追加した場合には、非均質効果の変化は殆どない、また国際熱核融合実験炉ITER概念設計において検討された構造に対するインボード遮蔽体構造の非均質効果は、30%程度であることがわかった。